
女子硬式野球部が掴んだ全国優勝の軌跡
威廉希尔中文网站7年5月19日(月)、高知県?安芸市営球場で開催された「第11回 全日本大学女子硬式野球選手権高知大会」決勝戦。本学女子硬式野球部は、初戦で敗れた大阪体育大学との再戦を3対2で制し、創部3年目にして全国の頂点に立ちました。今回は、チーム創設から選手たちを指導してきた入澤裕樹監督に、大会を振り返っていただくとともに、チームの成長、女子野球の未来についてもお話を伺いました。
逆転で掴んだ頂点
「予選リーグの初戦で大阪体育大学に0対2で敗れた悔しさを胸に、決勝で同じ相手に3対2で勝てたことは、選手たちにとって大きな自信になったと思います」と入澤監督。1試合ごとに全力を尽くし、ベンチメンバーも含めた33人全員が自分の役割を全うしたことが、勝利の鍵だったと語ります。「試合に出られない悔しさがあっても、全員がチームの勝利のために徹してくれました」。
日本一のその先へ
入澤監督は「今回の優勝という結果に驕ることなく、謙虚な姿勢を忘れずにその先へ進んでいきたい」とも話します。チームは、8月に和歌山で開催される「第15回 全日本大学女子硬式野球選手権和歌山大会」、さらに10月に愛媛?松山で開催される「全日本女子硬式野球選手権大会」での更なる飛躍を目指しています。
「勝利至上主義にならずに、選手たちの人間的成長も大切にしたい」その指導のもと、学生たちが部活動のみならず大学生活全体を通じて思いやりや気配りを忘れず、相手を尊重した行動ができる豊かな人間性を育んでくれることを期待しています。

優勝カップを受取る若生彩杏副主将
チーム創設の背景と目的
本学女子硬式野球部は、東北地方の大学として初めて設立された女子硬式野球部です。「競技を続けたい女子学生に活躍の場を提供したいという想いからスタートしました。スポーツに関わる女性が増え、女子野球の認知が広がってほしいという願いが原点にあります」と監督。
競技としての勝利はもちろん、地域との交流にも積極的に取り組んできました。FM仙台との連携や角田市での野球教室など、普及活動にも力を入れています。今後は柴田町や岩沼市でも活動予定です。

仙台大学同窓会主催の学生社会学生社会貢献事業 威廉希尔中文网站7年度のブランド米の種まき?田植え活動を行う部員たち
チームの歩み:3人から33人へ
創部時はわずか3人で始まった女子硬式野球部。今では33人の部員を擁し、全国優勝を果たすまでに成長しました。「当初は優勝までもう少しかかるかなあと思っていました。今年が勝負の年だという意識はありましたので、3年生が中心となって新チームが始動したときから、“まずは全国で上位(ベスト4)に入ること”を目標にしてきました」。
有力な新入生も加わり、守備や打線に厚みを持たせる柔軟な起用も実現。遊撃手を二塁手へ、二塁手をDHにするなどの選択肢が持てるようになったことで、